本プロジェクトは、東京工科大学デザイン学部3年生が、教員の指導のもと、実社会の課題をテーマとした
社会課題解決型デザインの学びとして取り組んだ産学連携プロジェクトです。
若年層にとってあまり馴染みのない包装業界の社会的役割や仕事の魅力を、学生ならではの視点で可視化し、
業界への理解と関心を深めることを目的に実施しました。
本プロジェクトでは、「想いをそのまま。」をコンセプトに掲げ、コンセプトムービーとプロジェクトロゴを制作しました。
食品や医薬化粧品、日用品など、生産者が商品に込めた想いを、一秒も遅れず、一ミリも損なうことなく生活者へ届けるー。
包装業界には、その"想い"を安全・確実につなぐ重要な使命があります。
プロジェクトロゴは、人から人へ想いが受け継がれていく様子をモチーフとし、生産者・包装・生活者をつなぐ存在としての
包装業界の役割を表現しています。また、包装が単に商品を包む技術ではなく、人々の暮らしや社会を支える存在であることへの誇りや責任感を象徴しています。
コンセプトムービーでは、このロゴコンセプトを映像として表現し、これまで包装を意識したことのない若年層に対し、
「包装は自分たちの生活を支える誇り高い仕事」であることを伝えることを目指しました。

本共同研究の第1回プロジェクト「デザインアプローチによる包装業界の魅力の抽出と発信」を実施。
デザイン学部の2年生約120名が参加し、業界の技術や社会課題との関わりを学んだ上で、成果物として学生たちは「もし包装がなかったら」「包装が支える暮らし」「環境に配慮した包装」をテーマにインフォグラフィックス(画像)およびインフォモーション(動画)を制作しました 。
制作物の中から大学教員や日本包装機械工業会関係者が講評を行い、優秀作品を選定。
学生ならではの柔軟な発想と社会性を捉えた表現に高い評価が寄せられました。
本共同研究では、2年生の授業型プログラムに加え、3年生有志(5~10名)によるプロジェクトも展開しています。
3年生チームでは、JAPAN PACK 2025の見学や工場見学などを通じて、包装業界を体感し、その魅力を言葉や映像で伝える活動に取り組んでいます。
主要な包装機械メーカーの社員と学生との座談会を通じてプロジェクトのコンセプトを策定、実写映像やアニメーションによるショート動画を制作し、
若年層(Z世代)に向けた情報発信を目的に、SNSでの発信も進めていく予定です。
今後は2年生・3年生の成果を連動させ、日本包装機械工業会が出展する展示会等で学生の作品を公開していきます 。
これらの活動を通じ、業界の社会的意義の発信と次世代の人材育成を目指します 。